top middle bottom MENU

介護士必見!高齢者が安全に入浴するためのガイド

NEW
ARTICLE
入浴中の起こりやすい事故は他にもある

高齢者の入浴に潜む危険について

「高齢者の入浴事故は交通事故の約2倍」といわれるほど発生件数が多いため、介助の際は十分に注意しなければなりません。入浴事故はヒートショックや浴室内熱中症、溺水、転倒など、様々な原因で発生します。事故の原因や対策法などにふれながら、入浴介助に役立つ情報をわかりやすく解説していますので、業務で携わる機会がある方は必ず確認しておいてください。

LAST UPDATED

介助する側は気力・体力が必須

  • 高齢者に多発している入浴事故

    まずはどのような危険が潜んでいるのか、見ていきましょう。ここでは「ヒートショック」「浴室内熱中症」「溺水や転倒などの事故」の3つをピックアップし、原因や症状について詳しく解説します。高齢者の入浴事故で最も多いのが、急激な温度変化で血圧が乱高下し、体に大きなダメージを与える「ヒートショック」です。冬になると頻発するため、これからの季節は特に注意が必要です。盲点になりやすいのが「浴室内熱中症」です。バスルームは高温多湿なので、熱中症を起こしやすい環境です。気を抜いてはいけません。

  • 覚えておきたい!入浴事故の対策法

    高齢者が安全に入浴できるように、押さえておきたいポイントをまとめています。ヒートショックは急激な温度変化が起因となるため、居室とバスルームの温度差がないように事前に暖めておきましょう。浴室内熱中症は入浴前後に水分補給を必ず行い、湯温を41℃以下に抑え、入浴時間は10分以内にすることがポイントです。また、バスルームの床は湿って滑りやすいため、高齢者にとって転倒のリスクが高まります。入浴時には手すりや滑り止めマットを使用して、安全を確保するようにしましょう。

  • 入浴時間を快適に過ごしてもらうために

    まずは血圧や脈拍、体温を測定し、利用者の健康状態を確認しましょう。ヒートショックを防ぐために、バスルームと脱衣所を事前に暖めておくことも忘れないでください。また、湯温を適切に調節し、介助中に体が濡れないよう、防水性・撥水性のあるエプロンと手袋を準備しておきましょう。入浴介助は利用者が裸になるため、大きな心理的負担を伴います。利用者の尊厳を尊重し、思いやりを持って接することが大切です。入浴介助は体力の消耗が激しく、精神的にも負担が大きい作業です。負担を軽減するために方法を工夫しましょう。

高齢者の入浴事故を防ぐために

入浴時間を快適に過ごしてもらうために

入浴時間を快適に過ごしてもらうために

介助の順番と注意点

入浴介助は利用者の健康を維持する、重要な業務です。流れをあらかじめ把握しておけば、スムーズに介助できます。特に注意しておきたいポイントも一緒にまとめているので、この機会に見直してみましょう。